タイヤ交換

タイヤの基礎知識

タイヤサイズ

タイヤサイズは自動車メーカーからの指定サイズがあり、横幅・扁平率・リム径・ロードインデックス・速度上限があります。
横幅はタイヤを正面からみた時の幅であり、扁平率はタイヤの横幅に対して断面の高さ、リム径はホイールリムに接するビード部分、ロードインデックスとは一本のタイヤが荷重に耐えられる数値を表しています。最後に表示されているアルファベットは最高速度上限の表示になります。
例)225/45R17 90V
横幅225、扁平率45、R:ラジアルタイヤ、リム径17インチ、ロードインデックス:90、最高速度:V(240km/h)になります。

タイヤのインジケーター
タイヤのサイドに三角マークがあり、そのマークをタイヤ走行面に沿ってみるとタイヤ溝に約3mm盛り上がっています。これが交換サインの目安になります。交換サインが出ていたらできるだけ早くにタイヤ交換をお勧めします。
ハイドロプレーニング現象
ハイドロプレーニング現象とは、雨や水で濡れた路面をタイヤが高速走行した時に路面とタイヤとの間に水の膜あり、タイヤが浮いた状態になるためハンドル操作、ブレーキ操作などがコントロール不能になる現象のことになります。レーシングカーなどは溝がないスリックタイヤなどは少しの雨でもこの現象になります。

タイヤ交換時期について

一般的にタイヤ交換時期の目安は溝の深さが4mm以下になると寿命とされています、スリップサインがあるのでおおよその判断になります。市リップサインは1.6mmなのでスリップサインまでにタイヤ交換をしましょう。
また溝が残っていても使用開始から5年を経過が目安になります。

劣化したタイヤについて

タイヤはゴム製品なので経年劣化、摩耗もすること路面のグリップ力が低下します。雨天により路面が濡れているとスリップして危険なこともあります。また劣化によりひび割れも発生してバーストを引き起こすことあります。タイヤ溝があってもある程度年数をお使いの場合タイヤ交換をお勧めします。

夏タイヤと冬タイヤのタイヤ交換の際の保管について

冬になると雪が降ったりした際、スタッドレスタイヤにタイヤ交換したとき、冬から春になったときにスタッドレスタイヤから夏タイヤにタイヤ交換したときの保管はタイヤに空気を入れておいて内圧を掛けておくこと、紫外線に当たらないように屋内で保管しておくとタイヤの劣化を少しでも防止出来ます。

タイヤ交換の必要性

タイヤのパンクもいろんなケースがあり、一番危険なのはバースト(破裂)があります。タイヤバーストは空気圧低下が一番多い原因です。フロントタイヤでバーストが起きるとハンドルが取られ、ブレーキを掛けても左右のバランスが違うので急ブレーキは危険になります。劣化やタイヤ溝だけで判断することは難しいので、5年を目安にタイヤ交換されることをオススメします。

パンクした時のタイヤ交換

道路上ではタイヤ交換をすると非常に危険なので、まずはあんぜんなところに車を停車させる。ジャッキアップする前に自動車が動かないようにAT車両の場合はパーキングにシフト、MT車両の場合はギヤを1速にしておく。更に輪留めをしておくことが良いでしょう。ジャッキアップの前にナットもしくはホイールボルトを軽く緩めてからジャッキアップするとナットもしくはホイールボルトを緩める際にタイヤが空転しません。またスペアタイヤにすぐに交換できるように近くに置いておくこと。ジャッキアップしてパンクしたタイヤを外して素早くスペアタイヤにタイヤ交換してナットもしくはホイールボルトを仮締めしておく。ジャッキを降ろしてからナットもしくはホイールボルトを本締めする。タイヤ交換後、少し走行してからナットもしくはホイールボルトが緩んでないか確認しておくことも重要です。

タイヤ交換時のホイールバランス

古いタイヤから新しいタイヤに履き替えた時、ホイールバランスを測定してバランス調整をします。これはタイヤは上下左右に重量バランスがバラバラであるので、バランス調整をしていないとスピードを出したときにハンドルがブレることがあります。ホイールバランスは、内側、外側にウエイトを取り付けます。タイヤ交換した際はホイールバランスも忘れずにすることが重要です。

タイヤの空気圧

タイヤは適正な空気圧が一番ベストです。高速道路や乗車人数が多い場合は少し高めに設定が良いでしょう。空気圧は気温・走行することにより内圧が変動もします。また時々空気圧をチェックしておかないと空気圧が低くなっていることがあるので注意しておいたほうが良いです。

タイヤのローテーション

タイヤ交換(ローテーション)は前後サイズが同一サイズなことを確認しましょう。おおよそ5000km走行でタイヤ交換(ローテーション)をすると良いでしょう。また最初にタイヤの方向性が表示されているタイヤの場合、左右や対角でのタイヤ交換(ローテーション)が出来ません。ローテーションも車両説明書に記載があるのでよく読んで作業する事です。

タイヤの軽点マーク

新品タイヤ交換時、タイヤ側面に黄色のマークがあることをご存知でしょうか。タイヤの最も軽い点を『軽点』になります。『タイヤ交換をする際に軽点とエアバルブ位置に合わせる』と言われますが、タイヤ交換後にホイールバランスも合わせるので問題ないです。念の為にタイヤ交換の時にエアバルブに合わせていますが、ホイールバランス調整が合わないことはございません。重要性はないのでご心配なくご依頼ください。

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